October 2010

October 22, 2010

それぞれの事情

ここ数日で出会った動物たち。

20101012161909sagi

案山子のように棒立ちの鷺(?)。
どんだけ近づいても微動だにしません。
脚を痛めてるのか近づいて観察しようとしたのですが、よくわからなかった。
30分ほど様子を見ていると、おもむろにワサッと低空飛行で去ってしまいました。
くれぐれも猫にやられるなよー。

20101019140534neko

リビングの絨毯があまりにも汚かったので外に出して大掃除。
やっと乾いたのでさぁ片付けようと思ったら、猫のベッドになっていました。

猫は好きなんだけど猫アレルギーなので、苦労して洗った努力が水の泡。
鷺を狙う猫の数を減らせたということで、まぁよしとするか。

20101022150116yamo

連日のように私の頭に降ってきてくれてたヤモリくん。
最近、見ないな~と思っていた矢先。

網戸とレールの隙間に潜んでいたらしく、網戸を開けようとしたら下半身を切断してしまいました・泣。
トカゲのしっぽ切りとはワケが違うのか、相当つらそうに動きもままならない。
気が動転してしまった私はどうしようどうしようとオロオロするもなす術がなく、
動向を見守るしかなかったのですが、ようやく体を持ち上げ物陰に避難してくれました。
ほんとにごめんなさい。
どうか無事に生き延びてください。゜゜(´□`。)°゜。

20101022155320tepee2

気を取り直してティピを自転車に乗せ、近くの河原で日課の歩行訓練。
昔から自転車のカゴに乗るのが大好き。
さっそうと風を感じているようです。

20101022160349tepee1

地面の匂いを確認しながら、のそのそとした足取りではありますが
自由に歩いています。
たまに気が向くと瞬発力にまかせて2mくらい走ったりもします。
河原は何も障害物がなく広いので、私も目を瞑って、歩く練習をします。

littletepee|PermalinkComments(0)TrackBack(0) いろいろ 

October 06, 2010

暗闇の中の光 

五感。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。
動物にとって、外の情報を知るための重要な感覚。
もし、この中のどれかひとつが欠けたら他の感覚の働きはどう変化するのだろう?

夏の終わり。
我が家の大事な家族、愛犬ティピが突然失明した。

あれ?もしかしたら見えてない?
ある日、ふとそう気がついた日からあっという間の出来事。
現段階においては、治療法が確立されてないとのこと。

「犬は、ヒトと比べて視覚以外の感覚が優れているから、
人間が思うほど日常生活には困らないと思いますよ。」

かかりつけの先生がそんな風に言った。

犬が特に優れている感覚。

嗅覚と聴覚。 この2つをフォローできる方法はあるだろうか?
香りと音。   私の得意分野が発揮できるチャンスかも知れない。

精油で香油を作り、自分に特定の香りをいつもつけるようにした。
体のどこかにいつも鈴をつけて歩くようにした。
そして、音楽をいつも同じ場所から流し、部屋の位置関係を把握しやすいようにした。

見えなくなったことを自覚してるのか、してないのか。
私たちの不安をよそに、ティピはいつものマイペース。
マイペースだけど、当然、歩くとあちこちにぶつかっている。
ベッドから落ちたり、段差につまずいたり、壁に向かって突進したり、
お気に入りのおもちゃが探せなくて徘徊したり。
なのに、少しもうろたえることなく相変わらずケロッとしている。
やはりこの子はアッサジなのか?

一体、ティピの頭の中はどうなっているんだろう?
擬似でもいいから同じ感覚を共有したい。
介護をしながらずっとそんなことを考えていた。

そして、ふとあるイベントを思い出し、すぐに参加した。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。

日常生活のさまざまな内容を真っ暗闇の空間で、
視覚以外の感覚を使って体験するドイツ発のワークショップ。

dialog5

dialog1

見知らぬ参加者同士、8人を1グループとして、みんなで手をつないで
真っ暗な部屋を進んで行き、いろんなミッションを科せられる。
チームの引率役は視覚障害者のスタッフ。

前後上下左右360度、一筋の光すらも見えない空間を、彼の完璧なアテンドによってクリアしていくのだ。

スタートする前は、もし、視覚がなくなったら、
人間だって香りや音に敏感になるに違いないと思ってた。
もっというと、アロマや音楽と向き合う生活をしている自分としては、
嗅覚や聴覚がどうなるのか知りたかった。

でも、驚いたことに私の場合、一番敏感になったのは視覚だった。
草むらや水辺の風景、星空、8人でテーブルを囲んでビールを飲む姿。。

はっきりと頭の中にヴィジョンが浮かんだ。

ワークショップ終了後、アテンドをしてくれた視覚障害者の彼に
「どうでしたか?」と聞かれた。
「最初は何が起こるか不安だったけど、しばらくするとすごく絵が見えてきました。」
と言ったら、彼は「そうでしょ?」と言わんばかりにへへっと笑った。
そして、点字の読み方を教えてくれた。

dialog2

大丈夫かもしれない。
今もティピの頭の中に、心の中に、視覚は生きているに違いない。
そう確信して、久々にスッキリとした気分で帰路についた。

相変わらず、ティピは今もいろんなところにつまずいている。
だけど、よく笑うし寝言も言う。
ティピは新しいティピに少しだけ生まれ変わって、毎日いろんなものを見ている気がする。

生きてるだけでまるもうけとはよく言ったものだ。

dialog3










littletepee|PermalinkComments(6)TrackBack(0) いろいろ